デザイン（3.色の印象）

色の印象なんて人によって感じ方は違うんじゃないの？と思われるかもしれませんが、人が色を見て感じる印象や感覚というのは、ほぼ全ての人間の共通認識です。例えば

地域で一番！！なんでも聞きます。お任せ下さい！！
地域で一番！！なんでも聞きます。お任せ下さい！！

こちらの２つの文章。どちらも同じ字体と太さで、色だけが異なります。どちらが説得力があると感じましたか？

ひんやり冷たい、かき氷始めました。
ひんやり冷たい、かき氷始めました。

どちらが、ひんやり冷たい。と感じましたか？
赤＝熱い
青＝冷たい
誰もが抱くこのようなイメージは人の共通意識として宣伝広告をデザインする上でとても利用価値のあるものなのです。
広告を制作する上での『色の扱い方』は以下の２つです。

１．広告全体のイメージカラーを決める

広告全体のイメージとなる色を設定します。このイメージカラーを意識して広告を作れば広告の内容に一貫性をもたせ、見やすく、読みやすい広告デザインができます。イメージカラーはできるだけ１色、多くても3色までにしてください。たくさんの色を使うと意識が散ってしまって、まとまりのない宣伝広告となってしまいます。以下の業種別のお勧めイメージカラーを参考にしてください。

２．主張したい宣伝に合わせた色のフォント（文字）をつかう

宣伝したい文章にタイプ別に合った色を使います。強調したい文などに使用してください。文字は基本は黒色で統一して大事な文のみ色を使ってください。あまり多用するとこちらもイメージカラーと同じぐ、情報が拡散し印象がばらばらになってしまします。

・ 色の印象

以下に色の持つ印象をまとめましたので、それぞれの業種のイメージや、宣伝したい内容に合う色を背景や画像、文字色などに活用してください。

業種別でイメージカラーを決める
（※当方の独断ですのであくまで参考としてご活用ください）

■販売業
・食料品関係（ケーキ屋、パン屋、）……　橙　　ピンク
・ホビー関係（おもちゃ、雑貨屋）………　黄　　ピンク
・高級店（老舗店、高級品、骨董品）……　紫　　■黒■
・機械関係（車、家電、日常品販売）……　青　　グレー
・お祝い事関系（花屋、冠婚葬祭）………ピンク　　黄　　■黒■
・癒し系（天然性、アクセサリー）………　緑　　　紫　

■飲食業（レストラン、喫茶店、バー）
■宿泊業 （ホテル、旅館、民宿）
■製造業 （製造工場、農家、製薬）
■サービス業（接客）
・娯楽施設：カラオケ店
・美容系：美容院、散髪、ネイル
・リラックス系：マッサージ、エステ
・医療、施術系：整体院
■サービス業
・教室系：塾、カルチャースクール、パソコン教室
■サービス業（制作）
・デザイン：ホームページ、広告、印刷）
■サービス業(専門知識) （士業、会計事務所、法律事務所、不動産）
■サービス業(その他) （コンサルタント、人材派遣、家庭教師、介護）

■建築関係 （大工、工務店、塗装、ガス、電気、水道）
■医療関係 （病院、開業医、歯医者、獣医）
■専門技術 （造園師、トリマー、記者、カメラマン、画家、ミュージシャン、カウンセラー）
■会社やお店ではなく個人の広告を作りたい方 （美容師、販売員、個人営業、フリーライタ）
■その他 （上記に該当しない職業）

・ まとめ